小学生は女の子の方が現実的? 女子3人に一人が医師希望!

2016.08.25 子供の未来
現実的な女の子

先日、塾に通う小学校3年生から6年生の子どもたちに「将来なりたい職業アンケート」を取ってみました。特徴的だったのは、明確に「医師」と答えているのは女子ばかりで、男子は1名。アンケートに答えてくれた50人中10名が医師を希望しているという結果でした。
 
これは面白い結果だ!……と思いました。そこで、小学生の男子と女子の違いについて、少し比べてみることにしました。
 
小学生では、同じ学年でも、女の子の方がお姉さんで、男の子は幼いという印象を受けるのはみなさんも同じではないですか? コミュニケーション力も女の子の方が幼いころから発達していますよね。よく“おしゃまさんねぇ”と女の子は言われます。
 
小学校でも、先生に聞かれたことなどに対して、女の子の方がしっかりと受け答えできる傾向があります。
 
将来のなりたい職業などを聞いても、男の子は野球選手やサッカー選手という反面、女の子は今回のアンケートのように、結構現実的な職業を答えています。女の子26名中9人が医師と答えたのは、ちょっと驚きでした。
 
明らかに女の子のほうが精神的に大人なのでしょう。男の子がしっかりしてくるのは中学校3年生くらいからではないでしょうか。もちろん個人差もありますから、男の子のなかにもしっかりした大人っぽい子もいますよ。
 

男の子と女の子の違いをうまく活かして

 
ここで、男の子と女の子の「やる気」の違いについても少し触れてみましょう。何か興味を持ったことに夢中になって没頭するのは、男の子の方が多いですよね。大人の男性も、マニアなんていわれる人は、ほとんどが男性です。
 
実際に「子どもが勉強そっちのけでゲームに熱中してしまって困っています」と保護者の方からの相談は、男の子を持つ親ごさんの方ばかりで、女の子にはほとんどありません。
 
男の子は、夢中になったら徹底してやりたいのです。そこが女の子とはちょっと違うところなのです。
 
そこで男の子は、興味を持てば夢中になって取り組むことを尊重してあげつつ、うまく「やる気」に転換させることが大事です。「やる気」を出させるためには、「興味を持たせること」が最も効果的なのです。
 
得意科目を中心に勉強することなども、「やる気」を出させるためには良いかもしれません。一つのことを伸ばしてあげると、自信にもつながりますから。
 

一方、女の子は現実的で、目標などがそのまま「やる気」に結びつきやすい傾向にあります。目標に向かって着々と勉強を進めるのも女の子のほうが得意です。かっこいい女医のドラマなどを見て、将来をイメージしたりするのも、女の子の特徴と言えますね。
 
女の子に「やる気」を出させるためには、「目標を持たせ、目標をより現実的に楽しくカッコよく感じさせてあげること」が最も効果的です。
 
それぞれ、男の子も女の子も個性を大事に育て、将来が幸せに楽しく思えるような環境を作ってあげることが大切ですね。

 
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