算数と数学はどう違う? 違いがわかると勉強の効率はグンと上がる!

2016.03.24 勉強のコツ
算数と数学

なぜ中学になると「算数」は「数学」になるの?

3月は卒業シーズン。いろいろと環境が変わり、ドキドキワクワクの季節ですね。
 
特に小学生は、中学生になると教科制になったり、授業時間が長くなったりと、勉強の仕方が変わって戸惑う生徒も多いかと思います。
 
特に中学の授業で変化を感じるのは「英語授業の開始」と「算数が数学になること」だと思うのですが、なんで算数が数学に変わるのか不思議に思ったことはありませんか?

 
この違いには深い理由があるようで……、今回は算数と数学の違いについて調べてみました。

 

算数と数学の違い

辞書で調べてみると「算数」は、
『数を数えること。計算すること。またその結果得られた数』
『初歩の数学。数量や図形について基礎的知識を教えることを目標とする』
となっています。
 
一方「数学」は、
『数量および空間図形の性質について研究する学問』
です。
 
といっても、なんのことやらわからないですよね?

 
算数は、基本的な計算、足し算・引き算・掛け算・割り算を正しく計算することが目標で、日常生活で必要な計算能力を身につける学問。

数学は、答えそのものよりも、その結果にいきつくプロセスを重視する学問で、どうしてその答えになったのか、理解して説明できる力が必要となります。

 
簡単にいうと算数は「日常生活の基本で覚えるもの」、数学は「考えて導くもの」ということでしょうか。

 

数学にはイメージが大切!

数学の答えは「考えて導く」ものですから、どうやったらその答えにたどり着くか推理する力が必要です。
 
昔、数学の先生に「この文章問題をわかりやすく絵にしてみて」と言われたことがあります。
 
「妹が○時○分に分速○メートルで歩いて学校に行きました。兄が自転車で○分後に分速×メートルで追いかけました。追いついたのは○時○分でしょうか?」
 
というような問題だったのですが、いきなり絵にしてみてと言われて戸惑ったのを覚えています。

 
「問題を把握して、解き方を導かないと本当に理解したことにはならない。数字ばかりを追っていてはダメだよ」
 
この先生のお話は、文章問題から数字を拾い上げて、公式に当てはめて答えを出していた私にとって、目からウロコでした。

 
数学はわからない答えを、公式や定理を使って導くもの。どんな公式を使うか、どうすれば公式に当てはめられるかを考えるイメージ力や推理力が必要なんですね。

 
 
「この問題はどうやったら解けるかな?」と考えると、難しい推理を解く探偵のようでワクワクしませんか? そうやって数学に親しんでいけば、苦手意識を持たずに楽しく勉強できるかもしれません。
 
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