【中高一貫合格体験記】平成28年度「適性検査」と「作文」の傾向は?

2016.03.28 勉強のコツ

平成28年度の『入学者選抜』が終わりました。今年の受験日は1月23日(土)。
数日前の積雪、そして、受験当日も悪天候が予想されたため、駐車場変更の連絡が回り、親としてはやきもきしたものです。
 
悪天候に加え、我が家では受験1週間前に弟がインフルエンザを発症し、まさに「戦々恐々」の一週間。
 
ただ、インフルエンザは別室で受験可能と知り、「受験できない」という最悪の事態は避けられると、少しホッとしたものです。
 
 
ちなみに、積雪などで試験時間を遅らせる場合は、朝7時20分までにWebページに掲載されることになっていました。欠席連絡は7:30~8:30の間のみ、それ以外の時間は電話問合せは一切応じられないとのことなので、来年以降の参考にしてくださいね。
 
 

平成28年度の公立3校の受験倍率

気になる今年の受験倍率は……、
 
【群馬県立中央中等教育学校】
募集定員:120名(男子60、女子60)
受験者数:494名
受験倍率:4.1倍
 
【伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校】
募集定員:120名(男子60、女子60)
受験者数:282名
受験倍率:2.4倍
 
【太田市立太田中学校・高等学校】
募集定員:105名
受験者数:266名
受験倍率:2.5倍
 
群馬県ホームページより
 
どの学校も、2~4倍以上の倍率です!
 
 

平成28年度『適性検査』と『作文』の傾向は?

作文
 
『適性検査Ⅰ』は3校共通です。昨年までとの大きな違いは、問題数。6ページから10ページへと問題数が一気に増えました。
 
「わからない問題は飛ばす」はテストの定石とも言えますが、今年はまさにソレ! 問題数が多いため、“わかる問題”から解いていくのがポイントだったようです。
 
また、算数の問題が出なかったのも特徴的。教科の枠にとらわれず、総合的な考え方を身につけることが、求められているのでしょうか!?
 
 
娘が受験した太田中学校の『作文』。今年の作文は、悩みのある3人の友達の中から1人を選び、どう声をかけるのかを自分の経験にもとづいて書く課題が出されました。
 
・目標を決めても長続きしない友達
・発表する内容はすばらしいのに、伝え方が上手でない友達
・部活動で毎日頑張って練習しているのに、レギュラーになれない友達。
 
経験を交えて作文を書かなければいけないので、「誰(=どんな悩み)を選ぶのか」が重要! ここを間違えると、的外れな声かけ・的外れな作文になってしまう可能性もありますね。
 
自分自身や身近な人が同じように悩んだことがあれば、説得力のある作文になるはず。
 
娘は6年間続けたミニバス経験をもとに、作文が書けたと話していました。
 
 
3校中『作文』が出るのは、太田中学校だけ。
 
中央中等は作文ではなく『適性検査Ⅱ』。小学校でよく書く「思い出作文」や「感想文」とは、まったく違います。
 
四ツ葉学園は『PP(パーソナルプレゼンテーション)』。
作文のように文章を書くのではなく、口頭で表現する力が必要になります。
 
 
受験したい学校にあわせて対策をしていきましょう!
 
ありがたいことに、娘は合格することができました。
 
受験したい気持ちはあったものの、特別な勉強はしていなかった1年前。5年から6年にあがる春休みにたまたま受講した『春期講習』で、「このままじゃ、ヤバい!」と気づいて、そのままうすい学園に入塾。その後の10ヶ月間で中高一貫校の受験勉強を通して、いろいろな力を身につけたようです。
 
作文の書き方も学んだことで、自分の考えを文章としてまとめられるようにもなりました。
 
 
『適性検査』『作文』対策だけのつもりが、自然と学校の成績もあがり、5年生の頃よりも内申点が格段にアップしたのは塾のおかげですね。我が家の場合は『適性検査』『作文』対策に塾を活用したことが、合格への近道だったと思っています。
 
 
中高一貫校の受験を考えているなら、「塾」を上手に使ってくださいね。
 
類似問題が入試で的中! 群馬県内唯一の中等対策選科

関連記事