僕はクラスに友達が一人もいません。ただ唯一友達と呼べるのは一つ年上の先輩くらいです。担任からは「協調性が足りない」と言われますが、僕は自分のやりたいことをやって、やりたくないことはやらないだけです。だから友達が欲しいと思うことはないのですが、こういう考え方のまま、大人になるのはだめなのでしょうか？

 

 

■うすい学園　柴崎龍吾代表からのアドバイス

 

友達がいらないということですが、本当は友達をつくることが怖いとか、友達にうらぎられるのが嫌だとか、友達になりたい人がいても拒否されるのが怖いとか、そういう可能性もあるのかな・・・？最近の子どもたちは対人関係を怖がる傾向があるようです。

人から拒否されたり反発されることを怖がってしまい一歩踏み込めない、と。

いきなりは難しいかもしれませんが、だんだんと他人に興味を持ってもらいたいですね。

小説でも映画でも音楽でも、人間関係ですよね。こんな面白い人がいるとか、社会にこんな風に関わっている人がいるとか、この人のおかげで社会が変わったとか。

人は人に興味があるものです。

興味を持って、「この人は何を考えているのかな」とか「この人はどんなふうに感じているのかな」と聞いてみる。

人は友達を作ろうと思っているのではなく、興味を持って人と話をすることで、いろんな関係が生まれるのではないかと思うのです。

友達を作るとか作らないとかではなく、人に興味を持つといつのまにか友達になっているものです。知らなかった世界に出会って、自分の考え方や世界が一気に見えてくることもあります。もっと自然に人と関わってみてください。

 

うすい学園の理念は「生徒の可能性を最大限に広げること」