「算数が苦手」は勝手な思い込み。算数嫌いを克服しよう

2016.09.30 勉強のコツ
算数がキライ

小学校の生徒の中に、「算数嫌い!」という人が結構います。

小学生の頃から算数が嫌いになると、中学・高校の数学にまで影響が出てしまいます。進路選択の時期に、数学が嫌いという理由で私立文系を選択する人も少なくないようです。これは進路の選択肢を狭めてしまい、将来に影響を及ぼしかねません。算数の苦手意識は、早い時期に克服したほうがいいですね。

それに、算数が嫌いという生徒の中には、自分はなぜ算数ができないのかという理由に気がつかないまま、「数字は苦手だから」と勝手に思い込んでいることが多いのです。

そして、そう思い込んでいるほとんどの人は、計算ミスを繰り返しています。計算ミスの結果、テストの点数だけで苦手と判断しているのです。

誰でも、点数が良くないと「自分はこの教科が苦手なんだ」と思い込んでしまうものですよね。

そんな計算ミスくらいで、苦手意識を持ったりするのは、とてももったいないことだと思いませんか?

そもそも算数の基本は、計算が正確にできることです。算数の答えは〇か×しかありません。だから、ミスを徹底的になくすしかありません。テストの最後の10分は、考えてもわからない問題は飛ばしてでも、計算の間違いがないかを見直してみましょう。そこで、間違いを見つけるだけでも点数が取れます。

そしてもうひとつ、質問の意味を理解していないこともよくあります。適当に解釈して答えを先走りしているのです。何を求めているのかを、“しっかり考えずに答えを出す”というせっかちパターンを繰り返しています。しっかり考えるというクセは、ほかの教科でも同じことが言えます。

 

「算数が苦手」という意識を取り去るには

小学校のうちに苦手意識を取り去るには、
・計算ミスをしないこと!
・しっかり考えるクセをつけること!

この2点が大事です。

そのために、お家で毎日10分、計算ドリルをやる。全部できても、もう1回見直す。採点されたテストが戻ったら、間違えたところの質問を、ゆっくり声を出して読みましょう。声を出して読むことで、質問の内容をもう1回考えさせることになります。黙読だけでは、また自分の先走りパターンに陥ります。しっかり意味を考える。それが大事なのです。

また、計算ミスをした際に心がけるべきことは「あ、計算ミスだ」と大きなくくりでとらえるのをやめること。

そして、その「計算ミス」は負(マイナス)の数×負(マイナス)の数=正(プラス)の数になるのに、負の数にしてしまったせいなのか、左辺から右辺へ移項する際に、正負の符号を間違えたせいなのか、約分する際に割り算を間違えたのか、通分で掛け算を間違えたのか、繰り上がり・繰り下がりのときの足し算引き算ミスなのかなど分析をし、問題の横に、反省点をメモしておくこと。

自分のミスの原因を明らかにし、言葉にして残すことで、同じミスをしないように気を付けるというのは数学に限らず、国語でも大事にしてほしいと思うことです。

算数が嫌いになる理由を認識して、自分の思い込みを外せば、きっと算数大好きに変わりますよ。

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